儀礼的な贈答のときに、贈物の上にかける、絹布で作られた正方形の布を「袱紗(ふくさ)」と言います。もともと、貴重品のおさめられた箱物の上にちりよけとしてかけられていたものですが、贈答の際に道中のちりよけとして使われるようになり、今日では儀礼的な贈答に欠かすことができません。 現在使用されている袱紗には、綴れ織と塩瀬等の染めの袱紗があります。 最近では「家紋」の入ったものが主流のようです。 綴れ織の袱紗の場合、表側に家紋を織り込み、裏側に柄を織り込みます。紋だけの袱紗もあります。 染めの袱紗の場合は紋をくっきりと白く染め抜きます。 布地の色目としては、男性には藍色、深緑色などがあり、女性用には朱色、えんじ、紫色が使われています。 その他小袱紗(こぶくさ)、台付袱紗・はさみふくさがあります。
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